地震や台風などの天災の影響を受けやすい日本では、近年非常用の持ち出し袋に注目が集まっています。
非常事態に必要なものをまとめておいた持ち出し袋があれば、万が一の事態に陥っても焦ることなく次の行動に移れるでしょう。
本記事では、非常用の持ち出し袋の必要性とともに、持ち出し袋に入れておきたい防災グッズを解説します。
持ち出し袋(防災リュック)の必要性
非常用の持ち出し袋は防災リュックと呼ばれることもあり、近年注目を集めています。
地震や台風などの影響で避難が必要になったときや、電力や水道が途切れたなかで自宅で生活しなければならないときなどに持ち出し袋があれば、最低限の生活を維持することが可能です。
持ち出し袋には、非常食や水、情報を集めるためのラジオや夜間でも灯りを確保するためのランプなどを入れておくのが一般的です。
日頃から万が一に備えた用意をしておくことで、緊急時に物資が足りずに困ってしまうことを防げます。
水分補給や食事といった体の健康を維持するためだけでなく、「これだけ備えがあるから大丈夫」という精神面の安定のためにも、持ち出し袋を用意しておくことはおすすめです。
持ち出し袋は玄関口などすぐに持ち出せる場所に用意しておき、避難時にはすぐ持って外に出られるようにしておきましょう。
また、賞味期限や使用期限なども確認し、定期的に中身の入れ替え、点検を行っておくことも大切です。
最低限用意しておきたい防災グッズ8選
持ち出し袋に最低限入れておきたい防災グッズを8つ紹介します。
持ち出し袋を用意したいけど何を詰めておけばいいかわからないという方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
水
まずは水分補給のための水を確保しましょう。
地震や台風などの影響により、水道が使えなくなったり、不純物が混じった水が流れたりする可能性があります。
水は一日1リットル程度を目安に、リュックの容量に応じて数日分確保しておきましょう。
また、塩分やアミノ酸なども摂取できるよう、経口補水液を用意しておくこともおすすめです。
非常食
水でふやかして食べられるお米、長期保存が可能なクラッカーなど、非常食も数日分確保しておきましょう。
非常時には食事の確保が難しい可能性もあります。
小さくてもエネルギーを確保できるもの、長期保存が可能なものがおすすめです。
非常食は近年はバリエーションが増えており、ただ食事をするだけでなくおいしくて心も温まるようなものもたくさん登場しています。
小さい子どもも不安にならずに食べられる非常食を用意しておくといいでしょう。
懐中電灯
災害時に電力を確保できなかった場合に備えて、懐中電灯を持っておくこともおすすめです。
電池で使えるタイプもありますが、長期間保存していると電池切れになってしまう可能性もあります。
太陽光で充電できる懐中電灯を用意しておけば、日中に蓄電しておき、夜間に灯りを確保できます。
コンパクトながら広範囲を照らせるものも多数あるので、一つ持っておくといいでしょう。
ラジオ
最新の情報をキャッチするため、ラジオがあると便利です。
近年はスマホがあるからラジオは不要と考える方も多いですが、ネットにはデマが流れることもあります。
また、電力を確保できずスマホの充電が切れてしまう可能性もあるでしょう。
ラジオなら最新の情報を確保できるほか、エリアごとの避難状況などを確認することも可能です。
ラジオと懐中電灯が一緒になったソーラー蓄電式のものもあるので、容量をコンパクトにしたい方はそちらもチェックしておきましょう。
レインコート
災害時に避難する際に、レインコートがあると便利です。
台風など大雨が止まない時期の避難は、どうしても水に濡れてしまいます。
ですが、避難時には持ち出せる衣類や下着も少なく、避難期間中濡れた服のまま過ごさなければならない可能性もあります。
風邪をひかないため、また不衛生な状態を避けるためにも、レインコートで少しでも塗れるのを防ぎましょう。
リュックもすっぽり覆えるほどの大き目サイズを用意しておくことをおすすめします。
救急セット
地震や台風が起きたときの移動は、けがをする危険性が高いです。
すぐに傷口をカバーし、衛生な環境を保てるよう、緊急セットも用意しておきましょう。
アルコール消毒液、ばんそうこう、ガーゼ、包帯などの一式を用意しておけば、万が一けがをしたときにも最低限のケアをすることが可能です。
タオル
雨で体が濡れたときや、汚れをふき取りたいときなどのためにタオルも用意しておきましょう。
タオルはおおきなけがをして出血が止まらないときや、体を冷やしたいときなどにも有効活用できます。
数枚持っておくと安心ですが、リュックの容量が少ない場合は最低限一枚は入れておくようにしましょう。
簡易トイレ
水道が使えないときや避難所のトイレが不足しているときなどに備えて、簡易トイレを用意しておくこともおすすめです。
簡易トイレはそのまま捨てられる、においが気になりにくい素材を使っている、座ってトイレができるように組み立てられるなど、快適に使える工夫がされているものがたくさんあります。
防災用の持ち出しリュックをセットで購入するならアットレスキュー
非常用の持ち出し袋は万が一の際に役立つものですが、自分で一から揃えるのは大変ですし、実際に使う際に不足分が発覚する可能性もあります。
不安な方におすすめなのが、最初から持ち出し袋と防災グッズがセットになったアイテムです。
なかでもアットレスキューはこれまでに多くの防災用品を製造販売しているメーカーで、セットを作る際に防災士の監修を受けています。
丈夫なリュックと災害時に必要なアイテムが31種類入っており、これさえ用意しておけば避難時にもスムーズに動けるでしょう。
アットレスキューの防災セットの特徴を紹介します。
最初からセットなので揃える手間がかからない
アットレスキューの防災セットには、水や非常食を始め、トイレ、マスク、ランタン、ラジオなどがセットになっています。
避難所でもできるだけ快適に過ごせるよう、アイマスクや耳栓、ドライシャンプーなども入っていて、不安な気持ちも和らげてくれるでしょ。
それぞれは半透明のポーチに小分けにされており、必要なときに必要なものをさっと取り出せるのも嬉しいですね。
コンパクトで大容量なのですぐ持ち出せる
アットレスキューの防災セットは子どもでも背負えるほどコンパクトなサイズですが、30リットルの大容量でしっかりものを詰め込むことが可能です。
最初からセットになっているアイテムのほかに、個別にものを入れることもできますよ。
小さい子どものミルクやおもちゃ、絵本などを入れておけば、避難所での生活も子どものストレスを減らしてあげられるでしょう。
防水・リフレクターつきで安心
アットレスキューの防災セットのリュックは防水仕様で、雨のなかの移動でもバッグの中身を濡らす心配がありません。
また、リフレクターがついているので夜間の移動、灯りがないなかでの移動も安心できます。
小さい子どもはとくに車からは見えにくく、移動中に事故にあってしまう可能性もありますが、最初からリフレクターがついているリュックを背負っていれば、事故に遭うリスクを抑えられるでしょう。
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